貯水槽とは

貯水槽は、水を一時的に貯めておくための設備で、主に飲料水、生活用水、災害時の緊急用水などに使用されます。一般的な貯水槽の種類には、飲料水用、消火用、雨水貯留槽などがあり、構造は主にステンレスやFRP、コンクリートで作られ、給水口、排水口、バルブ、ポンプ、清掃口などの設備が含まれます。日本では貯水槽の管理に関する法規制「水道法」に基づき、維持管理についての基準が定められており、定期的な清掃や点検、水質検査が義務付けられています。

貯水等と受水槽の違い

受水槽と貯水槽はどちらも水を貯めておく施設ですが、受水槽と貯水槽の違いは用途と設置場所にあります。貯水槽は水を貯めるための設備全般を指す言葉で、受水槽は、貯水槽の一種で「水道水」を貯めておくための設備を指しています。受水槽は、ポンプで建物内に供給する中継役を担い、主にビルやマンションの地下や1階に設置されます。貯水槽は、飲料水、非常用水、雨水、消火用水など多用途に使用され、地下、屋上、建物周辺などに設置されます。

貯水槽清掃・受水槽清掃について

分野ごとに専門家チームのあるアドバンスサービスなら、定期清掃はもちろん、貯水槽・受水槽清掃のエキスパートが状態に合わせた清掃・点検・修理をご提案できます。

タンク内の清掃、塩素消毒・水質検査を行い、法定基準に沿った安全な水質が維持できる環境を整えます。タンク外観の清掃や、ポンプ交換・修理の対応もお任せいただけます。

また、清掃中は3~6時間程度断水しますが、事前に住民の方へのお知らせも行いますのでご安心ください。

貯水槽・受水槽の清掃が必要な理由とは?

貯水槽・受水槽の定期的な清掃・点検を行うことは、法律で定められた水の衛生状態を維持し、建物の利用者の方々の健康を守るためにとても重要です。

タンクの中は時間の経過と共に錆が生じたり、カビや雑菌の温床となっていたり、虫などの生き物が混入したりと、想定しているよりずっと不衛生な状態になっていることもしばしばです。汚れたタンクからの水供給は、細菌やウイルスのリスクを増加させ、建物の居住者や利用者の方の健康に影響を及ぼす可能性があります。定期清掃により、清潔で安全な水を確保しましょう。

貯水槽・受水槽の清掃の適切な頻度は?

水道法や各自治体の決まりにより貯水槽・受水槽は少なくとも年一回は清掃・点検を受けることが義務付けられています。環境や使用状況によっても適切な清掃頻度は異なりますが、大型商業施設など、多くの人が利用する場所なら可能であれば年に2~3回点検・設備のメンテナンスを行うのが望ましいです。

また、貯水槽清掃の作業は厚生労働大臣の登録を受けた有資格者しか行えませんので、専門業者に委託して毎年の清掃・点検を行うことが必須となってきます。知識と実績豊富な資格保有者が揃ったアドバンスサービスなら安心してお任せいただけます!

貯水槽、高架水槽、修理まで出来ます。

タンクの中は意外と汚れています。

外観も重要です。きれいに洗浄します(別料金)。

止水後、タンクに残った残水を排水します。

タンク内部はここまできれいになりました。

ポンプの修理、交換も出来ます。

貯水槽・受水槽清掃手順

1.告知

水が使えなくなる事を事前に告知する事が必要です。
3時間から6時間使えなくなります。
これをやらないと後でトラブルの原因になります。住民の人に数週間前から告知します。(^_^)v

2.準備

高圧洗浄車及び高圧洗浄機のセットをします。現場近くにセットして、ホースを繋いでいきます。
貯水槽清掃で使う薬品や道具は、通常の倉庫とは違うところに保管しています。しかし、やっぱりホースは重いなー(T_T)

3.排水

弁を閉めて、タンク内に残った残水をポンプで外部へ排水します。その間に潜在や、道具の準備に取り掛かります。
排水が結構時間がかかるんですよね!その間に一服できますね(^_^)v

4.高圧洗浄

中が空っぽになったら、人が中に入り洗剤を撒きます。少し時間をおいてから細かい所までブラッシングです。
中が暑いんですよ!真夏の作業だと汗が噴出してきます。ハッキリ言ってサウナと同じです!脱水症状注意です(T_T)

5.洗剤噴霧、ブラッシング

仕上げに高圧洗浄で洗い流します。隅々まできれいにしないといけません。丁寧にゆっくり洗浄します。
これは気持ちが良いですね。見る見るきれいになるので、やってて全然飽きません。つい夢中になってやってます(^_^;)

6.消毒・給水・水質検査

最後にタンク内を塩素消毒します。そして水を入れて、残留塩素の測定と水質検査を行います。
飲料水なので、キッチリ水質検査が必要です。
水質検査はその場では出来ませんので、持ち帰って、すぐに検査所に提出します。(^_^)。
検査が終わったら、報告書作りが待っています。私たちは、現場も報告書作りも、何でもこなします!イェーイ\(^o^)/

貯水槽・受水槽清掃は法律で義務付けられている

10㎥以上の貯水槽・受水槽など給水設備の設置者には年一回以上の清掃・水質検査等の管理が水道法で義務付けられています。法定検査を実施しなかった場合、建物の管理責任者またはオーナーに100万円の罰金が課されますので、注意が必要です。

10㎥以下の小規模貯水槽の場合は各自治体によって清掃頻度が定められており、こちらも定期的な清掃が欠かせません。

貯水槽・受水槽の清掃を怠ると、タンク内に発生する錆、カビ、雑菌により水が汚染されてしまいます。構造物の劣化・破損によるトラブルにつながることも…。定期的なスケジュールで清掃・点検を受けることは法的要件を遵守し、衛生的で安全な水供給を確保するためにとても重要なのです。

きちんと衛生管理している会社ということで、メディアの取材を受けました。


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貯水槽清掃 料金(税別)

【マンション・アパート】

         

         

貯水槽容量(t) Aエリア Bエリア Cエリア
7tまで 55,000 50,000 45,000
10tまで 70,000 65,000 60,000
15tまで 85,000 80,000 75,000
20tまで 100,000 95,000 90,000
25tまで 115,000 11,000 105,000
30tまで 130,000 125,000 120,000
40tまで 145,000 140,000 135,000
50tまで 160,000 155,000 150,000
60tまで 175,000 170,000 165,000
70tまで 190,000 185,000 180,000
80tまで 205,000 200,000 195,000
90tまで 220,000 215,000 210,000
100t以上別途お見積

注意1:その他、水質検査・報告書・現場管理費・養生費等の諸費用がかかります。
注意2:Aエリア(東京23区・横浜・川崎) ・Bエリア(関東・大阪・名古屋・その他の人口密集地域)
    Cエリア(A・Bエリア以外の郊外エリア)を指しますが、詳しくは担当者にお尋ねください。
注意3:夜間作業・高架水槽等の特殊作業は別途見積となります。

貯水槽清掃の業者を選ぶ際のポイント

  • 登録・資格の有無:建築物飲料水貯水槽清掃業の登録業者であることを確認。
  • 実績と経験:清掃実績が豊富で、長年の経験がある業者は安心。
  • 料金体系の明確さ:事前の見積もりが分かりやすく、追加費用の説明があるかチェック。
  • 作業内容の説明:作業前後に丁寧な説明や報告書の提出があるか。
  • 対応の丁寧さ:問い合わせ時の対応や説明が親切かどうかも判断材料に。
  • 付随設備への対応力:貯水槽にはポンプや給排水管などの設備が付随しているため、それらの点検や修繕工事ができる業者か。

これらの点を比較検討することで、安心して任せられる業者を選ぶことができます。

貯水槽清掃のお取り組み事例

マンション 9.0㎥

提供サービス:貯水槽清掃

清掃周期:年1回

お客様の声:作業内容の説明もとても分かりやすく、追加での作業をされる場合も説明してもらいました。また、不備個所の指摘も的確に上げてもらったので、修繕工事もアドバンスさんでお願いしようと思います。作業終了後も立ち合いの際に、工程作業を説明してくださり有難うございました。今後ともよろしくお願いします。

オフィスビル 12.0㎥

提供サービス:貯水槽清掃

清掃周期:年1回

お客様の声:いつも丁寧に作業して頂き、大変助かっております。又、気付いた事、修繕事項などもご報告いただけ、修繕見積りも早急に出して頂き助かっております。
ありがとうございます。

当社の貯水槽清掃に関して