家事の大変さを分かってもらうのは難しい？大変な家事ランキング1位は？
家事が大変である理由は？
家事の大変さを理解してくれない人には、具体的に何が大変なのかを明確に伝える必要があります。しかしいろいろありすぎて、うまく説明できないという方も多いでしょう。ここでは「なぜ家事が大変なのか」の主な理由を、3つほど紹介してきます。
理由① お給料をもらえるわけではない
どれだけ一生懸命がんばったとしても、対価としてのお給料をもらえるわけではありません。「仕事」とはお金を稼いでくることで、それが一番偉いと考えている男性も多く、「稼ぎの少ない妻がやって当たり前」のように扱われることも少なくありません。「お給料がもらえない」「褒められることもない」そんな状態で、ただこなすだけの家事にモチベーション高く取り組むことは、限りなく難しいといえます。
理由② 果てしなく続いていく
家事は毎日、果てしなく続いていきます。一生懸命がんばって終わらせても他の家事が待っていたり、いったん終わらせた家事をまた初めからやらなくてはならなかったり、ということもあります。疲れたからと少し手を抜いたことで怒られたら、完璧にこなさなくてはいけないと精神的プレッシャーがかかり、心身ともに疲弊してしまいます。
理由③ 家事は必ずやらなければならない
仕事であれば週に1回や2回は休みがあり、体調不良などで休んでも自分の代わりに仕事をやってくれる上司や同僚がいます。しかし家事は、24時間365日生活するうえで必ず発生します。休みは1日たりともありません。体調不良で休んでも、非協力的なパートナーであれば家事は溜まっていく一方です。専業主婦だからといって、1年に1日も休みなしではさすがに無理が生じてしまいます。
家事の大変さは伝わりにくい？
仕事に引けを取らない大変な作業である家事ですが、なぜかこれを軽視する男性も一定数います。ではなぜこの大変さを理解してもらえないのか、考えられる3つの要因を紹介していきます。
理由① 専業主婦で育ててくれた母親を想像してしまう
子育て真っ最中の年代の人たちは、自分たちが専業主婦である母親に育てられた人が多く、どうしても「母親が家事をこなす」という価値観が根強く残っているところがあります。そのため共働き世帯であっても家事は女性がやるもので自分は関係ないと思ってしまい、そもそも興味すらもってもらえないことがあります。
理由② 細かい作業が無数にある
家事の主な作業としては「掃除」「洗濯」「料理」などが代表的なものですが、それ以外にも名前のつかない細かい作業が無数にあります。例えば「シャンプーやリンス、食器洗剤、洗濯洗剤、柔軟剤等の補充」「家中のゴミ回収、ゴミ出し」「庭のお手入れ」「子どもの学校で使う物の準備」「町内会の当番」「布団干し」など、あげればキリがありません。ひとつひとつは大したことのない作業でも、これだけあればかなりの作業時間に。これらを個別で判断されてしまい、大変さがうまく伝わらないといったことがあります。
理由③ 仕事のほうが大変だと思い込んでいる
よくある口論として、専業主婦の妻が「家事が大変」と言うと、夫が「仕事のほうが大変だよ」と反論する。家事の大変さを理解しようともせず、どうしても自分のほうが大変だと主張したがる人が多くいます。共働き世帯でも、夫の方が収入が多い場合、どうしても収入の低い妻が家事をやらされたり、直接言われなくても妻の方が仕事終わりにひとりで家事をこなしたりするケースが、まだまだ多くあります。
【女性編】大変な家事ランキングTOP5
365日休みなくこなさなくてはならない、さまざまな家事。その中でも皆さんがどの家事を一番大変と感じているのか、男女別ランキングにしてそれぞれTOP5を紹介していきます。まずは女性から見てみましょう。
ランキング① 料理
1位にランクインしたのは【料理】です。
【料理】が大変と感じる主な理由としては、
「毎食毎食献立を考えるのが面倒くさい」
「子どもの好き嫌いを気にしつつ、栄養バランスを考えながら食べさせないといけない苦労がある」
「安く早く無駄なくを考えながら作らないといけないので大変」
作る作業というよりは、いろいろ考えながら作らないといけないところに苦労を感じている人が多いようです。
ランキング② 掃除
続いて、2位に選ばれたのは【掃除】です。
【掃除】が大変と感じる主な理由としては、
「子どもが毎日毎日際限なく散らかすのを都度片付けるのが大変」
「お風呂の排水溝に詰まった髪の毛やゴミ、水垢などを掃除するのに手間がかかる」
「リビング、キッチン、お風呂、トイレ、やるところが多すぎてキリがない」
掃除はやることが多く、やってもすぐに汚れてしまう達成感のなさを感じている方が多いようです。
ランキング③ 洗濯
3位にランクインしたのは【洗濯】です。
【洗濯】が大変と感じる主な理由としては、
「洗って干して畳んでしまって、と工程が多い」
「天気に左右されるから」
「洋服の種類によって洗い方を変えないといけない面倒くささがある」
洗濯はやることの多さに苦労を感じているようです。加えて家族の多い家庭は毎日大量の洗濯物がでるので、さらにその負担は増えていきます。1日3～4回洗濯機を回すという家庭もあります。
ランキング④ 食器洗い
4位にランクインしたのは【食器洗い】です。
【食器洗い】を大変と感じる主な理由としては、
「手が荒れるのであまりやりたくない」
「お鍋やフライパンなどの油汚れを落とすのが大変」
「食後はゆっくりしたいのにそれができないから」
お腹いっぱいになって満足したところに待っている家事なので、印象があまりよくないのかもしれません。カレーの鍋のように汚れを落とすのに一苦労するものは、なかなかの重労働にもなります。
ランキング⑤ 買い物
そして5位にランクインしたのは【買い物】です。
【買い物】が大変と感じる主な理由としては、
「気づいたらすぐカゴがいっぱいになっていて、持って帰るのにいつも重たい」
「子どもを連れての買い物は大変だから」
「長蛇の列のレジを待つのがいや」
外へ出ないといけない買い物に面倒くささを感じている女性は多いようです。回数を減らしたり、ネットスーパーなどを利用して負担を少なくしていきましょう。
【男性編】大変な家事ランキングTOP5
続いて、男性にも同様に大変な家事について聞いてみました。ここからは、男性が感じる大変な家事ランキングTOP5を見てみましょう。
ランキング① 料理
1位にランクインしたのは【料理】です。
【料理】を大変と感じる主な理由としては、
「作る工程が多い」
「人に食べてもらうとなると味付けが気になる」
「食べ始めるまでに時間がかかる」
いろいろ考えながら作らないといけないところに苦労を感じるのは、男女共通のようです。テレワークが増え、料理をやるようになって大変さを痛感した男性も多いのでは。
ランキング② 掃除
2位にランクインしたのは【掃除】です。
【掃除】を大変と感じる主な理由としては、
「物が多いので片付けるのに一苦労」
「時間がかかるので面倒くさい」
「水回りの掃除は濡れるうえ、夏は暑いし冬は寒いから」
掃除の苦手な男性はやはり多くいます。時間と手間がかかるイメージが強く、ついつい後回しにして、気づいた時には大変なことになっていた、なんてこともよくあります。
ランキング③ 洗濯
3位にランクインしたのは【洗濯】です。
【洗濯】が大変と感じる主な理由としては、
「仕分けが面倒くさい」
「アイロンがけが苦手」
「とにかく畳むのがキライ」
女性同様、やることの多さに苦労を感じているようです。終わったあとのアイロンがけに苦手意識をもっている男性も多く、クリーニングに出したり、そもそもアイロンをかける必要ない洋服を買ったりするなどして対応している方もいます。
ランキング④ 食器洗い
4位にランクインしたのは【食器洗い】です。
【食器洗い】が大変と感じる主な理由としては、
「ご飯後はくつろぎたい」
「時間がかかる」
「ベトベトしていてあまり触りたくない」
やはり食後のリラックスモードを損なわせる食器洗いは、男性にも人気がありません。ひとつひとつ洗わないといけないので、数が多ければかなりの時間をとられ、油や納豆などベトベトした汚れも不快に感じるようです。
ランキング⑤ 育児
5位にランクインしたのは【育児】です。女性のランキングには入っていませんでしたが、男性のランキングでは5位に入っています。
【育児】を大変と感じる主な理由としては、
「思うようにいかない」
「送り迎えなど時間に余裕がない」
「学校に関する準備がいろいろとある」
最近ではイクメンといわれ育児に参加する男性も増えてはいますが、実際やってみて大変と感じた方が多かったのかもしれません。育児をする男性が当たり前になり、いつか男性のランキングからも「育児」が消える日がきてほしいものです。
あまりにも家事が大変な場合はプロに依頼しよう
共働き世帯も増え、家事の負担に苦しんでいる方も多いでしょう。無理をすると、心と体がいつか壊れてしまいます。家事を他人にお願いする代行サービスは、そんな家事に苦労する人たちを助けてくれる今後大注目のサービスです。
家事を他人に頼むことに抵抗を感じる方も多いでしょう。しかしつらい洗濯や掃除をお願いするだけで「時間」「体」「心」に大きな余裕が生まれ、負担が一気に軽減されます。あまりにも家事が大変な場合には、以下のようなサービスを利用してみてください。
料理代行サービス
食材の買い出し、献立作り、調理、食器洗い、キッチン周りの清掃まで、料理に関する家事のすべてをお任せできるサービスです。料理は男女とも一番大変だと感じています。それをおまかせすることで、かなりの負担を省くことができます。さらに社内研修でしっかりと訓練されたプロのスタッフが作る料理ですので、美味しいこと間違いなし。1週間分の作り置きなどにも対応してくれます。
家事代行サービス
掃除や洗濯といった日常の家事をお願いするのが「家事代行サービス」です。作業内容のランクから作業時間、作業間隔など、人それぞれのライフスタイルに合わせたプランを数多くあります。鍵を預ければ仕事に行っている最中に作業してもらえるので、帰宅後に疲れた体にムチ打ってこなしていた家事をやらなくて済みます。
ハウスクリーニング
家にある一般的な道具を使って家事をこなす家事代行サービスとは別に、プロの清掃スタッフが普段の掃除ではむずかしい場所を、専用の機材や洗剤を使用して徹底的にきれいにしてくれるサービスです。エアコンや換気扇、トイレ、お風呂など、さまざまなところに対応してくれます。
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夫婦ふたりで家事をするという家庭も最近は多くなってきていますが、まだまだ女性の家事に対する負担は大きいのが現実です。パートナーに家事が大変だと理解してもらえず苦労しているという方は、この記事を参考にもう一度伝えてみてください。
それでも伝わらないときは、決して無理はせず家事代行サービスなどの利用を検討しましょう。家事を外注するだけで、体力的にも精神的にもかなりの負担軽減になり、空いた時間で今までできなかったことがいろいろできるようになります。お試しプランもありますので、まずは気軽に利用してみてください。
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