空港・駅構内 / 香りマーケティング事例

コラム

航空機の発着数で世界第1位を誇る巨大空港、パリのシャトル・ド・ゴール国際空港。ここでは、施設担当のマネージャーが利用客のリサーチを行った結果、トイレの清潔さが空港施設の好感度に直結していることが判明した。

そこで、化粧室内の臭気を改善するために、香りを流すようになったという。多くの人が利用する場所では、必ず臭気の問題が発生しているものだ。

そして、そこに長時間留まらなければならないとすれば、利用客は不快な空気の中でイライラを募らせることになるだろう。ド・ゴールド空港の例は化粧室に限ったことだが、出発・到着ロビーでも質の良い快適な空気が求められる。飛行機の離発着時間に遅れが出たり、キャンセル待ちをする場合、利用客はターミナル内に長時間拘束されることのなる。

こうした利用客に、芳香・消臭のエアートリートメントがなされた心地良い空間を提供する。そのことによって、苛立つ気分をいくらかでも和らげようと努めるころは大事なサービスである。

そして、空港施設の好感度もきっと向上する事だろう。輸送機関の利用客は、仕事での訪問や出張、あるいは家族での旅行など、ほとんどの人が明確な目的をもっている。時間を気にしながら混雑する中をするのだから、できるだけ気分良く利用して頂きたいものだ。

鉄道の駅構内にある待合室、予約窓口、または高速道路のサービスエリアや「道の駅」などでも、高ぶりがちな神経をリラックスさせるような香りのサービスを提供してみてはどうだろうか。