ホテル・旅館 / 香りマーケティング事例

コラム

リゾートホテル、旅館、ビジネスホテルなど、宿泊施設は顧客にとって一時的な生活空間であると同時に、館内・ロビーは公共スペースの役割も兼ねている。多くの人が過ごすスペースであるため、当然、空気環境の問題が出てくる。

 

例えば、あなたが友人のお宅を訪問した際に、その家の独自のニオイをあなただけが気がついて、あまり愉快な気分になれなかった。という経験はないだろうか。

 

生活空間となるところには、それぞれ独自のニオイが生まれるものだ。不特定多数の人々が利用する空間である以上、宿泊施設にとって臭気改善が無視することのできない問題の一つといえるだろう。

 

良い空気を提供することは、宿泊施設の好感度に直接つながってくる。

何度も利用してくださるリピーターをつくるには、こうした面での努力や工夫が大切になる。

 

快適な香りを流すという顧客へのちょっとした心配りによって、ホテルの価値が大いに高められるのである。

 

チェックイン、チェックアウトの手続きや待ち合わせ、小休憩に利用をされるフロントやロビーでは、家庭的な落ち着いた雰囲気を醸し出し、気持に安らぎを与える効果をもつラベンダーやローズマリーといったフローラル系の香りが喜ばれるかもしれない。

 

一方、客室では開放的な気分させ、リラックス効果のあるオゾニック系の香りを流してみてはどうだろうか。さわやかな香りがくつろぎと落ち着いた気分にさせてくれることだろう。

 

もちろん、喫煙可に部屋であればタバコ臭をなくす消臭効果も必要である。たとえ喫煙者の顧客であっても、ヤニのニオイが漂っている部屋は決して心地よいものではない。

 

ほかにもエレベーターホールや廊下、化粧室と館内のいたるところで、顧客は不快な空気を敏感に感じ取っているはずだ。海外のあるホテルでは、顧客がエレベーターホールを通りすぎるたびに、それを感知してグレープフルーツの香りを流す機械を設置している所もあるという。

 

最近では、ペットと一緒に泊まれる宿泊施設も増えており、人気を集めているようだ。小型犬などはロビーや客室はもとより、食堂まで同伴できるケースが見受けられる。いくらペット好きな人でも、食事をする場所やくつろぐ場所で動物臭がするのはいただけない。

 

こうした施設においては特に、芳香・消臭による空気改善が必要となっている。館内に香りを流すことで、顧客に我が家にいる時のようにくつろいでいただき、行き届いたサービスを実施していれば、自ずと利用頻度も高まることだろう。

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