ホテル・旅館の香りの導入事例

ホテルや旅館が香りを導入している理由

第一印象を格段に向上させるため

館内に入った瞬間の空気の質は、お客様の第一印象を大きく左右する重要な要素です。
館内・ロビーは公共スペースのため、不特定多数の方が利用する空間である以上、臭気対策は避けて通れない課題です。だからこそ、「心地よい香り」は清潔感と快適性を示す何よりのサインとなります。施設のイメージに合った上質な香りで満たされた空間は、お客様の満足度を高め、より記憶に残る宿泊体験の提供が可能になります。

 

「シーンに合わせた香り」で体験価値を高めるため

チェックイン・チェックアウトの手続きを行うロビーや、待ち合わせ、打ち合わせなどに利用されるスペースでは、心安らぐ香りがお客様にと安堵感をもたらします。洗練されつつ、落ち着いた空気は旅の疲れを癒し、穏やかな気持ちで滞在をスタート・完了させるための大切な要素です。
また、特別な一日を迎える結婚式の準備や打ち合わせの場では、気分をリフレッシュさせる香りがお客様の前向きな気持ちをサポートすることにも繋がります。

 

「記憶に残る香り」でブランドイメージを深めるため

結婚式場は、お二人の大切な日をプロデュースする特別な場所です。その感動的な一日を彩る要素の一つとして、記憶と強く結びつく「香り」を活用することは、ブランドイメージの向上に大きく貢献します。幸せな打ち合わせの思い出と共に記憶されるオリジナルの香りは、見学のお客様から、挙式に参列されたゲストに至るまで、特別な記憶として共有され、施設のブランド価値を高めるでしょう。
五感に訴えかける香りの演出は、競合施設との差別化を図る上でも有効な戦略です。

 

ホテルや旅館が導入している香りの種類

フローラル系

バラやジャスミン、ラベンダー、フリージアなどに代表される自然の花の香りです。陽気で優美なイメージで、特に女性に人気の高い香りとなっています。
バラやフリージアは甘く華やかな香り、ラベンダーにはストレスを和らげるリラックス効果、ローズマリーはフレッシュでクールな香りで、頭をすっきりさせて、集中力や記憶力を高める効果があります。

 

オゾニック系

透き通った新鮮な空気をイメージさせる香りです。
みずみずしく、透明感のあるクールな香りのため、開放感のある場でこの香りが広がれば、清々しく洗練された気分が得られるでしょう。ちなみにオゾン系の香りは、合成香料の技術が発達して登場した比較的新しい香りでもあるため、ブランディング効果も非常に高いのが特徴です。

 

グリーン・森林系

草原や森林など、さわやかで爽快感のある自然をイメージさせる香りです。この清涼感・清潔感のある香りは、思わず深呼吸をしたくなるような空気を作り、心に安らぎを感じさせる効果があります。
副交感神経を高め、気分を落ち着かせるので喧騒をはなれて静かに安らぎのある休日を過ごすときにはぴったりの香りです。

 

ホテル・ウエディングホールにおける導入事例

メズム東京 様よりいただいたお声

香りはホテルへの印象や特別な記憶をゲストに深く刻み込む力を持っており、特に外資系ホテルでは、空間演出における香りの重要性が認識されています。
「ゲストの五感を魅了する何かに出会えるラグジュアリーホテル」をコンセプトとするメズム東京様は、ロビーに足を踏み入れた瞬間から、五感を刺激する様々な体験を提供されています。その一つとして、嗅覚を印象づける香り演出にAirQをご導入いただきました。
今回は春夏と秋冬で異なる2種類のオリジナルフレグランスを採用いただき、春夏は爽やかなシトラス、秋冬は深みのあるウッディ&スパイシーな香りを、季節の移ろいに合わせて使い分けることで、ホテル全体の世界観を繊細に表現されています。
「感度の高いお客様に好評をいただいているだけではなく、ホテルスタッフ皆様のモチベーションアップにも繋がっている」と感じていただいております。

 

ホテル・旅館内で香りを使用するエリア

受付ロビー・廊下

ホテルや旅館の顔となる受付ロビーは、お客様を最初に迎え入れる大切な空間です。温かく、安らぎを感じさせる香りで、旅の疲れを癒し、滞在への期待感を高めます。
一方、廊下や階段、エレベーターホールなどは、湿気が溜まり、カビ臭が発生しやすいエリアです。清涼感のある香りを効果的に広めることで、不快な臭いを防ぎ、館内全体を清潔で快適な印象に保ちます。第一印象と清潔感の維持は、お客様の満足度向上に不可欠です。

 

喫煙スペース周辺

喫煙スペース周辺は、高性能な換気システムを導入しても、どうしてもタバコ臭が気になってしまいがちです。一般的なアロマではマスキング効果が弱く、タバコ臭に負けてしまうことも少なくありません。消臭成分を含む専用のフレグランスを使用することで、タバコ由来の悪臭をしっかりと除去し、その上で心地よくい香りで空間を満たします。これにより、喫煙者だけでなく、非喫煙者のお客様にも配慮した快適な環境を提供できます。

 

化粧室

化粧室は、お客様がリフレッシュするための重要な空間です。一方で市販の消臭スプレーや芳香剤では、一時的な効果しか得られず、複数の臭いが混ざり合って不快な印象を与えてしまうこともあります。また、頻繁な交換も手間となります。フレッシュで清潔感のあるフレグランスを持続的に供給することで、常に快適な状態を保ち、利用されるお客様にとって心地よい空間へと生まれ変わります。細部への配慮が、ホテル全体の評価向上に繋がります。

 
 
 

リゾートホテル、旅館、ビジネスホテルなど、宿泊施設は顧客にとって一時的な生活空間であると同時に、館内・ロビーは公共スペースの役割も兼ねている。多くの人が過ごすスペースであるため、当然、空気環境の問題が出てくる。

 

例えば、あなたが友人のお宅を訪問した際に、その家の独自のニオイをあなただけが気がついて、あまり愉快な気分になれなかった。という経験はないだろうか。

 

生活空間となるところには、それぞれ独自のニオイが生まれるものだ。不特定多数の人々が利用する空間である以上、宿泊施設にとって臭気改善が無視することのできない問題の一つといえるだろう。

 

良い空気を提供することは、宿泊施設の好感度に直接つながってくる。

何度も利用してくださるリピーターをつくるには、こうした面での努力や工夫が大切になる。

 

快適な香りを流すという顧客へのちょっとした心配りによって、ホテルの価値が大いに高められるのである。

 

チェックイン、チェックアウトの手続きや待ち合わせ、小休憩に利用をされるフロントやロビーでは、家庭的な落ち着いた雰囲気を醸し出し、気持に安らぎを与える効果をもつラベンダーやローズマリーといったフローラル系の香りが喜ばれるかもしれない。

 

一方、客室では開放的な気分させ、リラックス効果のあるオゾニック系の香りを流してみてはどうだろうか。さわやかな香りがくつろぎと落ち着いた気分にさせてくれることだろう。

 

もちろん、喫煙可に部屋であればタバコ臭をなくす消臭効果も必要である。たとえ喫煙者の顧客であっても、ヤニのニオイが漂っている部屋は決して心地よいものではない。

 

ほかにもエレベーターホールや廊下、化粧室と館内のいたるところで、顧客は不快な空気を敏感に感じ取っているはずだ。海外のあるホテルでは、顧客がエレベーターホールを通りすぎるたびに、それを感知してグレープフルーツの香りを流す機械を設置している所もあるという。

 

最近では、ペットと一緒に泊まれる宿泊施設も増えており、人気を集めているようだ。小型犬などはロビーや客室はもとより、食堂まで同伴できるケースが見受けられる。いくらペット好きな人でも、食事をする場所やくつろぐ場所で動物臭がするのはいただけない。

 

こうした施設においては特に、芳香・消臭による空気改善が必要となっている。館内に香りを流すことで、顧客に我が家にいる時のようにくつろいでいただき、行き届いたサービスを実施していれば、自ずと利用頻度も高まることだろう。

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