ペット関連ショップ / 香りマーケティング事例

コラム

ストレス社会といわれる今日、可愛らしいペットと暮らすとこで癒しを求める人が増えている。

以前は飼育が禁止されていたマンションでも、最近では飼える所が多くなっているようだ。犬や猫のほか、熱帯魚、小鳥に加えて、最近ではヘビやトカゲなどの爬虫類にも人気が集まっているという。

しかし、どんなペットにも動物特有の体臭や糞尿の問題がある。実際にペットショップを訪れた時に、そうしたニオイが苦手だという人も少なくないだろう。

「エサを買う為に店に立ち寄ったが、悪臭があまりにもひどかったため、すぐに出てきてしまった」などという声も聞かれる。家庭で飼われるペット用の消臭グッズとしては、消臭スプレーをはじめ、消臭剤入りのシャンプーやトイレシートなどが販売されている。

もちろんペットショップでも用いられているのだろうが、店内のいるペットたちの数が多いだけに、ニオイの問題を十分に解決するには至らない場合がある。できれば店内の隅々まで、芳香・消臭を行き届かせて、臭気改善をはかりたいものだ。

その際に気を付けたいのが、ペットたちは生体であるから、健康に影響を及ぼすような香りの成分が含まれていないものを選ぶことである。

動物の鼻は人間よりもニオイに対して何倍も敏感にできている。顧客には快適に過ごしていただける空間であると同時に、ペットたちにとっても良い環境であることが大切である。

ペットショップの他にも、ペット病院やトリミング、ペットホテルにおいても同様の問題があるはずだ。

需要の高まっている業界であるから、臭気問題への取り組みの成否が、売り上げに直接響いてくる大事な経営課題といえよう。