レストラン・飲食店 / 香りマーケティング事例

レストラン飲食店における課題

飲食店では、料理の美味しさを引き立てる香りが重要である一方、調理場や化粧室からの不快な臭いや、様々な料理の香りが混ざり合うことによる食欲減退のリスクも潜んでいます。お客様に快適な食事の時間を過ごしていただくためには、これらの問題への対策が不可欠です。消臭剤による対応も有効ですが効果が充分でなかったり、一次的な効果で終わってしまうこともしばしばです。食事の邪魔にならない自然なアロマを効果的に使用することで、レストラン全体の空気を清潔に保つことにつながります。

レストラン・飲食店における香りの導入事例

京都千両 様よりいただいたお声

インバウンド旅行客をターゲットに京都駅前に最近新たにオープンした準高級寿司店で、生の食材を多く取り扱うことから臭い対策として導入いただきました。
「楽しい時間を提供しトータルコーディネイトをしたい」という想いの元そ、飲食と合うさりげない香りをご希望されておりました。
生魚を提供する際に発生する生臭さ・磯臭さを緩和する目的と、食事の妨げとならない香り、また香りに対して敏感な海外の利用者様にも受け入れやすい香りを選定し、ミント・ユーカリ・ハーブがブレンドされたフレグランスをお選びいただきました。
こちらのフレグランスは新作だったこともあり、ブランディング効果も大変ご好評をいただいております。

香り導入後の効果

調理場からの気になる臭いは飲食スペースに全く流れ込まず、お客様には清潔で快適な空間で食事をお楽しみいただけています。カウンターでの調理時も、個室はもちろん、テーブル席まで心地よい空気が保たれ、一席一席が特別な空間となっています。

従業員からも「以前よりレストラン全体の雰囲気が良くなった」と評判も上々です。お客様に喜びを提供するという当初の目的を達成する上で、香りの導入は正しい選択だったと感じています。

レストランなどの飲食店では、料理や食材の香りが店内に満ちている。

おいしい料理には食欲をそそる香りが付き物だ。

ところが、もし店の周囲の下水道が不整備でイヤなニオイが店内まで漂ってきたり、調理場や化粧室から悪臭がするとしたらどうだろう。

せっかく来店した顧客も、食事を楽しむどころではなくなってしまう。

食事を提供する店では、悪臭は命取りになる。

すぐにイヤなニオイの問題を解決しなくてはならない。

それでも、間取りや設備などの条件によっては、

ニオイを完全に消し去ることができないケースもあるだろう。

そうなると、消臭剤を使ったり、あるいは食事の際に邪魔にならない程度の芳香を流すことで、ニオイを紛らわす事も必要になる。また、食べ物の香りは、調理場から客席、待合室と、フロアの隅々にまで漂ってしまうものだ。いろいろな料理が混ざりあっていたのでは、かえって食欲を減退させかねない。

これは米国での例だが、フォートローダーデールにあるハードロックホテル内のステーキハウスでは、ムッとするようなステーキの香りが、バーやロビーにまで充満してしまうため、顧客から苦情が出るという問題を抱えていた。

そこで、バーやロビーには別の香りを流す事によって、顧客がテーブルへ案内されるまでの時間を快適なものに変えたということである。

さらに、レストランなどでタバコのニオイも大きな問題になる。

今日では、ランチタイムなど決められた時間内での全面禁煙や分煙化が進んでいるが、食べ物の香りとタバコのニオイ、そして多くの人のニオイが混ざり合う場所では、空気の質には十分な配慮が必要だ。

これは喫茶店やバー、スナックなどでも同様である。

漫画喫茶やインターネットカフェなどでも、

臭気の問題が発生しているケースは多い。

あるいはダーツバーなどで雰囲気に合った香りを流せば、

店の個性を発揮する演出に繋がるだろう。

海外のあるレストランでは、顧客が一皿食べ終えて、

次の皿を出す前に、香りを振りまいているところがあるそうだ。

魚料理を出す前にはマリン系の香りを、

サラダを出す前には草原のグリーン系の香りを

まいているという。香りを使ったユニークな演出といえるだろう。