創業秘話

営業よりも技術力の大切に気が付く

社長であり、創業者であるのぶさんが最初に就いた仕事は、インテリア関係の大企業の営業職でした。私がその会社を選んだ理由はただ規模が大きいことと、上場している会社だったからです。そして有名な会社に入社すれば親も安心するし、友達にも自慢できる、そんな安易な考えからでした。
3年目を迎えたある時期、私の営業の業績が落ちてきたことがきっかけで、上司との言い合いになり、結局退職することになりました。そして私が退職したときには、20名以上いた同期がわずか数名にまで減っていました、みんな私と同じように追い込まれて退職していたのです。
その後は第2新卒で再就職活動を始めましたが、特技も、資格もない私を採用してくれる会社は1社もありませんでした。ほとんどの会社から言われたのは、営業さんは新卒からとるから今は必要ありませんよ。という一言でした。
面接で不採用が続き10社目の面接を終えたころに気が付いたのです、これからは営業ではなく、資格を取り、技術を身に着けスキルアップした方が仕事が探しやすくなるし、生活も安定するのではないかと。
色々と探した結果、一番それに近いのがビルメンテナンス業界だったのです。そして私はビルメンテナンス業界で会社を創業することを決意したのです。

何のために仕事をしているのか? 第2創業期

社員数が20名を超えてきたころ営業部と工事部の間に、色々なトラブルが発生するようになりました。工事部は毎日忙しく、何の為に仕事をしているのかわからなくなり、いつの間にかに仕事が作業になっていたのです。
営業部は数字に追われて、割の良くない仕事も受注して、折角とってきた仕事がクレームになりお客様に謝罪する毎日になっていたのです。
そこで私は思い切って営業部と工事部を混合して1人が両方を担当する『チーム制』に変更することを決めました。1人が営業担当もやり、現場サービスも行うように教育方針を変更したのです。
そして同時に経営理念も変更されました。これからは社員と社員の幸せの為に会社経営をして行こうと決めたのです。
『社員とお客様から感謝される会社になります』
『社会から必要とされる会社であり続けます』
上記がアドバンスサービスの経営理念です。見ての通り、お客様よりも社員が先に来ています。先ずは社員の幸せを優先していこうと決意したのです。社員と社員の家族が幸せになることによって、その社員がお客様を幸せにしようと思いが強まり、結果的に良い仕事に繋がると言うことに気が付いたのです。
そして若いころの私みたいな路頭に迷う社員を無くしていこうと、社員が取得する国家資格や、認定資格の受講費用は全て会社負担で支払しています。なぜかというと資格があり、技術が身に付いていると、条件良く転職は出来るし、帰省や引越しをしても現地ですぐに仕事を見つけることが出来ます。将来にわたり生活に苦労するリスクが大きく下げられるのです。もちろん会社にとっては非常に大きな費用の出費となります。しかしその社長の覚悟が社員に伝わり、お陰様で会社は成長を続け、全国に支店を出すことが出来るようになりました。

アドバンスサービス 社名に込めた思い

アドバンス(ADVANCE)とは日本語に訳すと『前進』、『進歩』を意味します。設立当初から清掃を含めた様々なサービス業に進んでいこうと考えていたので『○○ビル管理』とか、『○○メンテナンス』という名前は選びませんでした。そして他社より一歩進んだサービスを心がけていこう、そんな思いが込められている社名です。これからは社名には負けないくらい日本を代表するような企業になっていきます。

アドバンスサービス ロゴマークに込めた思い

このロゴマークは、旧ロゴマークから変更され、2008年10月に誕生しました。シンボルマーク:「理念に支えられた、夢への階段」
まだまだ続くアドバンスサービスの夢、社員全員の夢に向けて「成長」と言う階段を登り続ける決意です。緑色の柱が理念や仲間、家族を意味しています。オレンジ色の球体が、先に見える夢であり目的です。
時にはつまずく事もあります。時にはくじけそうになることもあります、そんな時は、大きな柱に支えられて社員全員が一丸となって、協力し合って夢に向かって、階段を登り続けます。という意味が込められています。  

社長の決意表明

アドバンスサービスは創業から30年連続で増収を続けています。皆様もご存知の通りこの業界は、積上げ式の業態です、そして解約率は1%以下で推移しています。したがって天変地異が無い限り、今後も売上は上がり続け、利益も見込めることは確実です。
その利益のすべては、会社を良くし、社員と社員の家族を守る為に使うことを約束します。そして今後もしっかりと雇用と納税を続け社会貢献していきます。
社長である私の役目は、皆さんのやりがいのあり、利益の出る戦略(仕組)を考える事であり、その結果利益が出ればそれは皆さんのお手柄です。一生を通じて社員と社員の家族を守ることを忘れずにがんばります。これからも人生をかけてこの会社をもっと良くしていきます。