ネズミの特徴と生態
ネズミの生態
- 日本には10属20種以上のネズミが本州全域、南西諸島まで生息しています。
一般に数匹~10匹程度の群れで行動し、巣を中心に縄張りを張り、他のネズミの進入を排除します。
環境適応能力に優れていて、1日に体重の1/3~1/4の量のエサを摂ります。
雑食性で残飯だけでなく、昆虫、穀物類や種子、場合によっては共食いも起こすことがあります。
また繁殖力も非常に強く、年間5、6回の出産で一度に5~12匹の子供を産みます。
ほとんどが夜行性です | 色々な物をかじります |
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ネズミは夜間に行動を活発化させます。最も活発なのは日没後数時間と、夜明け前)夜天井裏を走り回るのはその為です。 | ネズミは前歯が一生伸び続けるという特徴を持つため、常に何か堅いものをかじって前歯をすり減らす習性を持っています。 |
とても警戒心が強い動物です | 同じ場所を通ります |
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ネズミは警戒心が強く、ちょっとした環境や状況の変化も察知します。 | ネズミは主に隅を行動し、通り道は一定しています。通り道には体の脂と汚れで黒光りした跡ができます。(ラットサイン) |
ネズミによる被害
◆健康・衛生面での被害
【細菌感染】
ネズミは様々な菌や寄生虫を保有しています。
糞尿からは重い腎不全を発症するレプトスピラ菌、 食中毒の原因菌となるサルモネラ菌、そして有名なペスト菌などの病原菌を媒介します。
【イエダニの発生】
イエダニはネズミに寄生する給血性のダニです。畳に発生するツメダニに比べ、 イエダニは肉眼でも確認できるほどの大きさです。
イエダニは人を刺し、刺されたところは赤くただれ、 かゆみが続き、跡が残ります。 そんなダニ・ノミがネズミ1匹の体に1,000匹以上生息していると言われています。
【人への直接危害】
赤ちゃんや寝たきりのお年寄りがネズミに噛まれる事故が増えています。
噛まれることで鼠咬症などの病気に感染する場合があります。
【悪臭の発生】
ネズミの排泄物や腐乱した死骸からはウジやハエが発生します。
【恐怖・不安】
夜中ネズミの走り回る音により睡眠を妨害されたり、建物内への侵入の恐怖感に悩まされます。
不眠症やノイローゼなど、精神的な病へまで進展してしまう方も少なくありません。
◆経済面での被害
【建物や家具への被害】
ネズミは通路や巣を作るために建物や柱に穴を開けます。
家の強度が下がる恐れや、 修繕が必要になるなどの被害が発生します。
【食品への被害】
ネズミの害で最も多いのは食品への被害です。
ネズミにかじられた食品はその後の安全を考え、全て処分しなければなりません。
また飲食店や店舗などでは、営業停止処分やイメージダウンなど風評被害も無視できません。
【配線への被害】
ネズミが電気コードなどかじることにより、様々な被害が発生します。 むき出しになった配線は漏電を招き、火災の出火原因となります。 また、停電によるコンピュータや電気機器の故障、ガスホースをかじられることによるガス漏れ事故 なども発生しています。
ネズミの種類
クマネズミ | ドブネズミ | ハツカネズミ | アカネズミ | |
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体長 | 15cm~22cm | 19cm~26cm | 6cm~9cm | 7cm~13cm |
体重 | 150g~200g | 140g~550g | 13g~30g | 20g~60g |
毛色 | 褐色、黄褐色 | 赤褐色、黒色 | 灰褐色 | 橙褐色 |
繁殖期間 | 生後3ヶ月~2年 | 生後3ヶ月~2年 | 生後5週~ | 生後6ヶ月~ |
妊娠期間 | 20~21日 | 20~21日 | 17~20日 | 20日 |
出産/年 | 5~6回 | 5~6回 | 6~10回 | 1~2回 |
産子数/回 | 4~8匹 | 8~9匹 | 5~7匹 | 1~8匹 |
寿命 | 1年~1.5年 | 約3年 | 約3年 | 1年~1.5年 |
◆クマネズミ
- 日本には10属20種以上のネズミが本州全域、南西諸島まで生息しています。
一般に数匹~10匹程度の群れで行動し、巣を中心に縄張りを張り、他のネズミの進入を排除します。
環境適応能力に優れていて、1日に体重の1/3~1/4の量のエサを摂ります。
雑食性で残飯だけでなく、昆虫、穀物類や種子、場合によっては共食いも起こすことがあります。
また繁殖力も非常に強く、年間5、6回の出産で一度に5~12匹の子供を産みます。
◆ドブネズミ
- クマネズミよりもやや大型で、耳はクマネズミよりも小さいのが特徴です。
低温には強く、冷凍倉庫にも住み着く場合があります。高い所に上る垂直行動は苦手なので、
床下などを中心に移動します。泳ぎが得意で水中を巧みに泳ぎます。
都市部では土壌整備などにより近年生息数は減少傾向にありますが、地下街の通路などに 不意に現れ、見る人を驚かせることがあります。
シチロウネズミ、ハトバネズミ、チャイロネズミなどの別称があります。
◆ハツカネズミ
- クマネズミやドブネズミに比べ、一回り小さいネズミです。
他のネズミの幼体に間違われることが多いですが、 他のネズミの頭と肢が全体的に大きいのに対し、ハツカネズミは均整がとれている事から見分けがつきます。
妊娠期間が20日程度であることがその名前の由来とされています。
ゆえにハツカネズミの繁殖力は高く、 短期間で爆発的にその数を増やします。
そして小さな体で素早く動くので、捕獲するのは困難を極めます。
なによりも建物内への侵入を予防する事が大切です。
◆アカネズミ
- 日本の山野に広く分布する日本固有種のネズミです。
森林を中心として、農耕地や河川敷など様々な場所に生息しています。
後ろ足の筋肉が発達しているので、その行動範囲は1日あたり数キロメートルにも達します。
ドングリやクルミなどの堅果類や穀類を主食としていますが、農作物へ被害を与える事があります。
ネズミ駆除・作業手順
現場スタッフコメント付き\(^o^)/
1.現地調査
現地調査が重要です。クマネズミかドブネズミか種類が特定します。特にクマネズミは用心深く、非常に頭の良い動物です。
→ネズミ駆除は1回目の罠ではかからない場合が多く、苦戦します。自分がネズミになった気持ちで、行動を予測します(^ ^)
2.準備
行動パターンを予測して、トラップの種類を決めまます。 通り道、出入り口など外部からの侵入ルートも確認します。
→ネズミの行動パターンが予測できれば大体はうまくいきますね、粘着トラップを置く場所が重要なんです(^ ^)
3.施工開始
ネズミのトラップには沢山の種類があるので、現場の状況に合わせて考えいます。通常は粘着シートと、毒餌を使います。
→ネズミの足跡、糞などを見て、行動パターンを考えます。自分が仕掛けた罠にかかった時は勝利の雄叫びをあげたくなります(^O^)
4.片付け、確認
ネズミがかかったトラップを片付け、数日間様子を見ます。さらに数匹残っている場合もあるからです。
→1匹いたら つがいで、もう1匹いる可能性があるので、様子を見ます。ネズミ駆除は忍耐と我慢が必要ですね(>_<)
ネズミ駆除作業の様子
- あるレストランの厨房のネズミ駆除作業です。
夜間にトラップを仕掛けます。
- クマネズミは頭がいいので、色々な方法でトラップを仕掛けます。
- 罠にかかったネズミです。色々な方法で2日間かかりました。
その後3匹駆除しました。
- このくらいの隙間を出入りしていたようです。
1.5cm以上あれば出入りが出来るようです。
ネズミ駆除料金の目安
施工例 | 目安料金 |
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2階建て一般住宅(30坪の例) | 80,000~110,000 |
飲食店・事務所(30坪の例) | 90,000~140,000 |
アパート・マンション1室(3LDK) | 60,000~80,000 |
*上記料金は現場の状況や施工環境により異なります。
*上記は目安料金になります。大型建築物は別途お見積もりとなります。
*上記に現地調査、報告書作成などの料金が含まれます。
ネズミの駆除、ご相談はアドバンスサービスへお任せ下さい。